福祉用具業者の相談員の名刺を見たら、福祉用具専門相談員とか、福祉用具選定士とかって資格の名前が書いてあります。
この違いについて説明します。
福祉用具専門相談員
福祉用具専門相談員は、福祉用具の専門知識を有し、利用者にあった福祉用具の選定相談ができる福祉用具の専門職です。
福祉用具専門相談員養成講座を受講することで認定され、受講資格はありません。
福祉用具選定士
福祉用具専門相談員の資質の向上を図り、利用者やケアマネジャーに対して適切な福祉用具の選定・利用に関する情報提供を行うことのできる、より専門性の高い福祉用具専門相談員を育成することを目的に、一般社団法人日本福祉用具供給協会が独自に創設した資格です。
資格受験は、福祉用具専門相談員の資格を有し、福祉用具専門相談員として2年以上の実務経験を有する方が対象となり、当会独自のカリキュラムによる、「福祉用具選定士認定研修会」を受講し、それぞれの研修受講後に行う、筆記試験において合格された方が認定されます。
福祉用具選定士の名簿一覧が掲載されていますので、ご確認ください。
つまり、福祉用具専門相談員の上級資格が福祉用具選定士となります。
福祉用具の業者が来たときには、福祉用具選定士という名前が名刺にあるかどうか、チェックしてみてもいいのでは?