どこでも寄っトイレ

どこでも寄っトイレ

平成27年4月の介護保険改正により、水洗ポータブルトイレが特定福祉用具として介護保険での給付対象となりました。
これにより、購入にかかる費用の9割分が介護保険から支給される仕組みに変わりました(上限額10万円)。

今回は水洗ポータブルトイレ「どこでも寄っトイレ」を紹介します。

どこでも寄っトイレ
(どこでも寄っトイレ)

ポータブルトイレの課題

ベッドからトイレまで行くことが困難な方にとって、必要なポータブルトイレ。
ただ、大きな問題が二つあります。

トイレ移乗

ひとつは片付けの問題
ポータブルトイレに排泄した排泄物は、トイレに流すなど、誰かが片付けなければいけません。
多くはそれを家族の手に頼っているのです。
自分の排泄物を家族に片づけてもらわなければいけない
家族に対する申し訳なさ・罪悪感を感じてしまい、自尊心を傷つけられます。
そして、家族としても、排泄物の処理をしなければいけないということは大きな負担でもあります。

もう一つは臭いの問題です。
ポータブルトイレを利用する方の多くはベッドサイドにポータブルトイレを置き、
生活の多くの時間はベッド上で過ごしています。
脱臭機能がついているポータブルトイレもありますが、
脱臭機能や消臭剤を使っていても、やはり臭いについては防ぐことが難しいというのが現実です。
利用者にとっては、食事をする場・家に来た人を招く場でもあります。
そこが自分の排泄物の臭いがあるのでは大きなストレスになるのではないでしょうか。

ポータブルトイレを利用しながらも、以上の二つの点に関して不満を抱えている方は非常に多いというのが現状です。

水洗ポータブルトイレの利点と問題

水洗ポータブルトイレは先ほど紹介したポータブルトイレの問題点を解決することが出来ます。
排泄したものはポンプで排出されますので、後片付けは必要なく、
さらに、臭いが残ることもありません。

ただ、まだまだ普及が進んでいないというのが現状です。
なぜ普及していかないのか。

まずひとつは工事が必要だということ。
排泄物を下水道または浄化槽に排出するための配管が必要になるため、工事が必要になります。
パイプを室外につなげるため、壁に穴をあけるか、ドアの隙間から配管を通すか、
いずれにしても工事が必要になることへの抵抗があります。

もうひとつは価格の問題です。
本体購入にかかる金額については介護保険対象になりますが、
これに加えて配管の工事費、ポンプの購入費用などがかかります。
本体以外の部分で、保険適用外=全額自費分の費用が大きくなるため、
購入に抵抗を感じる方も多いようです。

どこでも寄っトイレが解決できること(工事について)

今回紹介する水洗ポータブルトイレ「どこでも寄っトイレ」はこういった課題や問題点を解決する優れた商品と言えます。

SFAポンプ

まず、ポンプについてはSFAポンプ「サニアクセス3」を使用しています。
この特徴については、動画をご覧いただければわかると思いますが、
タンク内で排泄物を粉砕して圧送する仕組みになっていますので、
排水に必要な配管のサイズはわずか32mm
この配管を通す穴を設置することが出来れば、設置ができます。
壁に配管を通す穴を設置する工事をするとしても、
工事は2時間以内で完了します

また、ポンプは薄型で静音になっていますので、邪魔になることもありません。


SFAポンプの作動原理

どこでも寄っトイレが解決できること(価格について)

もうひとつ大きな問題としては価格の問題です。

どこでも寄っトイレは、トイレ本体とポンプとを一体化させて
テクノエイド協会の認証を受けてた介護保険対象商品です。

どこでも寄っトイレ設置例

低価格を実現し、普通便座で148,000円。
暖房便座や温水洗浄などの機能も付いた温水洗浄便座セットでも168,000円です。
介護保険の10万円の上限額はオーバーはしますが、介護保険で1割負担であれば
温水洗浄便座セットでも自己負担としては78,000円で購入が可能です。

これに加えて、工事費が5~7万円かかりますので、
自己負担としては高くても15万円程度での設置が可能ということになります。
トイレを一か所増設する工事をするとして、この金額でできるというのは驚きです。

どこでも寄っトイレはハマセツ&リベンプラザ株式会社が取り扱っていますので、
下記リンクよりお問い合わせください。

ハマセツ&リベンプラザ株式会社「どこでも寄っトイレ」

トイレの介護で重くのしかかる家族の負担や
ご本人の精神的な苦痛が軽減されることを心から願います。

コメントを残す