ノルディックウォーキングポール

最近、ノルディックウォーキングをされる方が増えています。
健康への効果が期待され、自治体などでもノルディックウォーキングの講習を開催するところも多くなり、
ノルディックウォーキング人口は飛躍的に伸びています。

ノルディックフィットネス協会ではノルディックウォーキングの効能を以下の10点で記載しています。

  1. 通常のウォーキングでは心拍数がおよそ130拍/分なのに対して、ノルディックウォーキングは147拍/分と約13%上昇する。
  2. ポールを使用する事によって、エネルギー消費量が通常のウォーキングに比べ、平均20%上昇する。
  3. 首、肩にかけての痛みやこりを解消する。
  4. 首から背中にかけての横方向の柔軟性が向上する。
  5. エネルギー消費量が、46%にも上昇したという研究データがある。
    (Cooper Institute research, Research Quarterly for Exercise and Sports 2002 publication)
  6. もっとも活動する筋肉として、伸縮する上腕筋、肩甲骨周辺の筋肉、大胸筋、広背筋があげられる。
  7. 一時間あたり400キロカロリーを消費する。(通常のウォーキングでは280キロカロリーの消費)
  8. 滑りやすい地面では、ポールが杖となり非常に安全。
  9. ノルディックウォーキングでは30分から2時間程度といった長時間のエクササイズを行うべきです。
  10. ペースを一定に保ち、心拍数を120~150拍/分に維持するようにしましょう。

歩くだけでなく、ポールを操ることで、自然と肩の筋肉も使うので、肩関節の機能改善にも役立ちますし、
肩甲骨周辺の筋力が向上することで姿勢が改善され、腰痛予防にも役立ちます。
ただ歩くだけでは得られにくかった上半身のフィットネスができるため、
介護予防のための運動としても注目が集まっているのです。

当然ながら、歩かなければ機能は毎日低下していきます。
どこの医者に行っても、決まって「歩け歩け」と言われるけれど、なかなか気が向かないという方も多く、
転倒の不安もあるので外出はできれば避けたいし、杖を持つのはみっともないと考えている方も多いです。
このノルディックウォーキングであれば、よりスポーティにウォーキングを見せることもできますし、
愛好者も多いので、人間関係も広がります。
チップと呼ばれる先端部は通常ラバー製で、ぐっとアスファルトをつかむグリップ力もあるので、杖代わりにもなります。
道路の状態が悪いところや、雨上がりなどで路面が滑りやすい時などでも安心です。

あと、せっかくやるのであれば、専用のウェアも用意してみてはいかがでしょう。
ぐっとスポーツ感が出ます。
敬老の日のプレゼントなんかにもいいのではないでしょうか。

介護予防のための運動として、ノルディックウォーキングを始めてみてはいかがでしょう。

コメントを残す