Dfree

Dfree(排尿予測デバイス)

排泄の自立を守ること

排泄ケアは介護を行う上で家族に最も大きな負担になる行為といっても間違いありません。
それだけでなく、排泄の失敗は本人の尊厳を著しく傷つけるものでもあります。
排泄介助により生まれる家族の介護負担、そしてご本人が感じる絶望感。
これが在宅生活を阻む原因ともなっています。

また、失禁の不安から外出することも少なくなり、閉じこもり傾向になってしまい、
人と関わることや体を動かすことなどからも遠ざかり、全身状態の低下にもつながっていきます。
そして、さらに介護の負担は増すというスパイラルに陥っていきます。

排泄の自立を保つことは、利用者とその家族の関係を保つ上でも重要なポイントでもあります。

尿意を感じること、尿意を伝えること

ただ、加齢に伴い、尿意を感じにくくなることや、尿意を感じてから排泄までの時間が極端に短くなること、
そして認知症などに伴って自身が感じた尿意を表現することができないなど、
トイレに誘導するタイミングを失い、失禁をするという結果を迎えることが多くなります。

介護施設などでも、おむつゼロを目指して排泄のためのトイレ誘導を行っていますが、
多くは時間を決めて定時トイレ移動を行うというものです。
ただ、時間で動く介護施設と違って、自宅で生活する場合は必ずその時間で家族が対応できるとも限らず、
介護だけでなく、家事労働なども担っている場合が大多数ですので、
介護者を時間で拘束するということは難しいのが実情です。

今回紹介するDfreeの開発者中西氏によると、
世界中で一秒間に300人の大人が尿を漏らしている」という現実があるのです。

排泄のために最適なタイミングをどのように確認していくか
その解決法の一つがDfreeです。

超音波センサーで

尿意を予測する超音波センサー

この排泄予測デバイスDfee(ディーフリー)は超音波のセンサーを搭載しており、
これを恥骨の上端から20mmの位置に装着することで
体内の様子をモニタリングすることができるのです。
そして、その様子をスマートフォンから確認をすることができます

膀胱にどのくらい尿がたまっていて、あとどのくらいでトイレに連れていったらいいのか、
今まで感覚や時間に頼っていたものを
このDfreeというデバイスを使うことにより膀胱の中の状態を可視化することができるのです。

また、スマートフォンでログ(記録)をとることができるので、
使えば使うほど予測の質が向上していきます。

排尿に最適のタイミングで
そろそろトイレに行きましょう」とスマートフォンに通知されます。

外出中でも尿のたまり具合を教えてくれますので、
これにより排尿までの時間に余裕があるかを確認することができ、
計画を立てて、安心して外出することができます。

Dfreeは排尿予測デバイスを通して、
おむつユーザー200万人を救うことを目指しています。

ついに個人利用へ。先行予約が開始

このDfree、介護施設などで使用されていましたが、個人利用はまだされていませんでした。
ようやく、平成30年6月1日より個人利用の先行予約受付が開始されました。

公式ウェブサイトから申し込みできるのですが、
先行予約特別価格として44,800円で販売をしています。

排尿でお悩みの方、そして排泄の自立を守りたいご家族の方、
ぜひご検討いただければと思います。

排泄予測デバイス Dfree personal 予約申し込み

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