高齢になると多くの人は便秘がちになります。
これは、腸の蠕動運動(つまりは便になるものを肛門に向かって送り出す力)がが弱くなることが大きく影響しています。
また、肛門から排泄する力も弱くなっています。
しっかりとお腹に力を入れて出すという、何気なく行っている行為にも必要な力があり、それが弱くなっているということです。
その力を補うために大事なことは、しっかりと足を踏ん張れる姿勢になれること。
つまり、足がしっかりと地面についていること。
そして、前傾姿勢になれることです。
トイレの住宅改修というと、立つ・座るという動作にばかり目が向いてしまい、
L字型の手すりをつけておけばオッケーみたいな意識でいる業者も多いと思います。
ただ、トイレの本来の目的である「排泄する」という行為そのものに対する支援の視点がもっと必要ではないでしょうか。
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そこで、このFUNレストテーブル。
これはテーブルをぱたんと下すと、前傾姿勢を支えるためのテーブルとなります。
これにもたれかかることで、自然な前傾姿勢を保持することができます。
はねあげておけば、場所をとることなく、壁にぴったり収納されますので邪魔になることもありません。
さらに、体重をかけることで手すりとして、立ち上がりの動作や立位保持などにも利用することができます。
立位からのズボンの上げ下ろしなども安全に行うことができます。
介護保険の住宅改修で工事として設置する場合は名目は手すりの設置となります。
テーブルがあることで居心地がよくなって、なかなかトイレから出てこなくなったりして・・・。
排泄が滞りやすい方。
もちろん、水分や食事の量を保つことも大切ですし、運動習慣を持つことも大事です。
でも、排泄の姿勢というものも一度検討してみてはいかがでしょうか。